(株)技研製作所のG-PADを導入しました。G-PADは圧入管理データーや施工中の設定状態等の情報を取得し、表示できるタブレット端末です。圧入機側面部に着脱可能なため、オペレーターは現場で施工状況をリアルタイムに把握することができ、効率的な施工管理を行うことができます。鋼矢板1枚毎の圧入データー(圧入力、圧入時間など)によって科学的な施工管理が行えます。このデーターを土質データー柱状図とリンクさせ、最適圧入数値によって確実な施工管理が可能です。また地盤の変化や障害物などへの対処も的確に判断できます。これまで以上に、お客様に品質の高い工事を提供したいと思います。
現場見学会
平成27年4月3日(金)雨が降る悪天候でしたが、発注者・金沢市副都心北部直江土地区画整理組合による「問屋雨水幹線護岸工事(単‐9工区)」の現場におきましてサイレントパイラー F301によるハット形鋼矢板45H L=30.0mの現場見学会を総合建設業者、設計コンサルタント、資材メーカー約80名を招いて行いました。今回の施工は、長さが30mと非常に長尺であり難易度の高い現場でしたが、ウォタージェットをツインにすることにより圧入によって生じる鋼矢板先端部の抵抗と、鋼矢板側面部に発生する周面摩擦抵抗、及び砂地地盤において発生する継手部(セクション部)の抵抗を軽減することができ、上記の写真でも分かる様に鋼矢板本線、鋼矢板高さを許容範囲(±50mm)で施工しています。今回の見学会を開催したことによって各関係者とも意見交換ができ、今後の施工にも大変役に立つものとなりました。石川県では海側環状線などインフラ整備が進み、北陸新幹線が敦賀まで延伸と重要な工事がありますが、専門業者として最新の技術、機械をもって美しいまちづくりに貢献していきたいと思います。